すぎなみサインエスLabo「野菜のたねの図鑑をつくろう」

2月19日の「すぎなみサイエンスLabo2022」は最終回でした!あっという間の一年間、色々な「○○が好き!」なお友達が集まってくれましたが、集大成の10回目は「野菜大好き」な皆さんでした。

まずは、田中先生から「いつも食べている野菜の名前を挙げて、分類してみて」との号令に、「はい!キャベツ!」身近ですね~。と、出てくるでてくる!「すいか!いちご!」えっ?果物?いやいや野菜ですね。一番多かったチームは3分間でなんと31種類の野菜の名前を挙げることができました。

先生の答え合わせの後、いよいよ種子植物の種子について学んでいきます。種子植物は、どんな一生を過ごすのか、とても分かりやすい図を前に子ども達の目も真剣です。では、子孫を残すためどんな作戦があるのか。ミニトマトを使って、種の観察です。「わ、トマト嫌い・・」「これ見てるとおなかすいてきた!食べていい?」いやいや我慢しようか、とスタッフ。気づきもたくさん!先生が配ってくれたワークシートも字で埋まっていきます。じゃあ、周りのゼリーがあるのとないのでは、発芽に差があるのかな?先生が用意してくださった発芽の様子、12日間の違いを見るため、毎日種を準備して枯らさないようにして、これをゼリーの有るなしで10箱ずつ用意。先生、枯らさないように12日間は長かったですね・・・自分たちの子孫をより多く残すために、トマトがとった作戦には、①たねを衝撃から守る構造、②環境が整うまで発芽しない、③たねを運んでもらう、と3つあることをお話しくださいます。

そして、色々な野菜の種を使用して図鑑を作ります。まずはルーペで種の観察をして、先生が用意したとてもかわいい台紙に貼っていきます。「ブロッコリーとキャベツの種は見分けがつきにくいから、気をつけて!」本当にまるで同じ、でもよく見るともちろん違って、双眼実体顕微鏡でもその違いを確認します。ルーペの使い方は意外と難しく、みんな顔がテーブルにつくくらい一生懸命!図鑑にボンドでつけるのも、一粒ずつ載せていく子、ササっときれいに貼っていく子と、それぞれ趣の違う図鑑ができあがりました。お土産のゴマと豆苗の種、みんなのお家で大きな苗になるかな?