すぎなみサイエンスLabo2024第5回は「世界でひとつだけのカラフルコースターをつくろう!」です。
田中先生と藤井先生の講座は、理科室にある物を使って楽しく科学を学ばせてくださいます。今回も沢山の備品を台車に乗せて来てくださり準備万端、『水の毛管現象』や『ペーパークロマトグラフィーの原理』を学びます。
最初に水の性質を調べるため、テーブルのお友達と1円玉にスポイトで一滴ずつ水を垂らしていきます。20滴未満もいれば、40滴以上のグループも。では本番、自分の1円玉に何滴山盛りにできるかな??「スタート!」のかけ声とともに、無言になる会場・・息をすることも忘れて皆真剣!これは、水の粒がくっつきたがる性質の確認です。では、山盛りの水に紙を近づけるとどうなるでしょう?水は紙と仲良しで、どんどん紙をよじ登っていきます。このすきまを通って伝わっていくことを「毛管現象」と言います。
次に、ペンで書いた文字のにじみ方が、ペンの種類によってどう違うかを調べます。予測をたててから、水性ペン(ダイソー・プレイカラー)・油性ペンで書いた文字を水に浸すと?にじむだけでなく、黒インクの色が黒だけでなく虹のように色々な色が混ざっていることがわかりました。そこでペーパークロマトグラフィーの原理を利用したコースターを作ります。先生からの注意点。なるべく中心から色をつけた方が綺麗な仕上がりになる。でも!うんちくんをドーンと書いたコースターの出来上がりはいかに??先生や周りの皆んなも興味津々!結果、縁まで色が広がり、全くイメージが違いました。
たくさんの朝顔の花のようなカラフルなコースターが出来たところで、二色の水が紙を伝って隣のコップに移る実験結果も発表。身近な水が、魔法のような性質を持っていることに気づいた時間でした。おうちでもコーヒーのフィルター等で試してみてはいかがでしょうか??