すぎなみサイエンスLabo2024「磁石のふしぎ 磁力線を見てみよう」

いつも内容盛り沢山の「ひえじぃ〜」こと檜枝先生の講座。すぎなみサイエンスLabo2024第4回「磁石のふしぎ 磁力線を見てみよう」です。

磁石にくっつくものは何があるかな?それぞれ自慢の石をお家から持って来てもらいました。全く引き寄せられない子もいれば、おっ!くっつく石も!!先生のお家の石は、磁力を持ったものが多いようですね。では、お札はどうでしょう?針のような先にお札を乗せ磁石を近づけて動かすと、あら?不思議!!触れていないのにお札が磁石の動きに合わせてソロソロと動き出します。特に数字の辺りには磁気を含むインクが使用されているんですね!

次の実験は、磁石にN極とS極があるのは皆んな知っているけれど、じゃあ棒磁石を割ったらどうなる??ジャンケンの勝者がトンカチで割って確かめてみます。

次は磁力線を見てみよう!先生お手製の砂鉄を棒磁石の上に塩のようにふりかけてみると…とても綺麗な磁力線が浮かびます。スマホを持っているお友達は記念にパシャリ。最後は先生がコツコツ切ってくれた沢山のビニタイを、透明な箱に入れて磁石を近づけてみます。キラキラのビニタイが磁力で動いて万華鏡のよう!磁石がより身近な存在になった時間でした。お家でもぜひ楽しんでくださいね。くれぐれも磁石をカードやスマホに近づけないよう、保管にはお気をつけください。

すぎなみサイエンスLabo2024「からだの中のしくみ 肺の模型を作ろう」

すぎなみサイエンスLabo2024第3回は「からだの中のしくみ 肺の模型を作ろう」です。マンガの影響もあり、細胞や体の臓器に興味がある参加者たち。体の中にある物の名前を挙げていくアイスブレイクのゲームでは、マニアックな物まで飛び出しました!因みに原田先生が好きな細胞は白血球だそうです。

では、先生手作りの「臓器の福笑い」で、主な臓器の場所を10歳の子どもの体に当てはめてみよう!自分の体を触ったり、あれ?先生が着ているエプロンに何やら見覚えのある臓器のモチーフが・・・知っているようで知らない内臓の配置、よくわかりましたね!

次に身体を支えている主要な骨格の模型を一枚のはがきサイズの紙から作ります。首がぐらぐらで早速手術が必要だったり、膝の曲がり方が超人的なガイコツたちが出現!そしていよいよ肺の模型です。横隔膜にはゴム手袋、二つの肺はゴム風船、体はプラスチックのカップを使用します。気道代わりのストローで息を吹き込んでしまう楽しみを見つけた子どもたち。でもそれでは横隔膜は機能しません。空気を吸うと横隔膜が下がり空気圧が減るため肺は膨らみ、吐くと空気圧が上がるため肺は萎みます。簡単なしくみですが大事な機能ですね!最後は「先生って独身ですか⁇」と先生もはにかむ質問も飛び出し、和気あいあいとした楽しい講座となりました。

すぎなみサイエンスLabo2024「星座早見盤の秘密」

 すぎなみサイエンスLabo2024第2回は「星座早見盤の秘密」です。 偶然にも7月7日の七夕の日の開催となりました!

 アイスブレイクのゲームでは、子どもたちから聞いたことのないような星座の名前や星の名前も上がり、いかにも「星好き」の子どもたちが集まったなぁと思わせてくれる場面も多くみられました。 小山先生が用意してくださった星座早見盤に、星の「住所」をたどって星の名前を書き入れる作業も、皆しっかりと集中して仕上げることができました。

 盤上の星ひとつひとつが何十光年、何百光年も離れていて、しかも地球とは比べ物にならない大きさの星ばかり。織姫と彦星も14光年も離れているので、電話で織姫が「彦星さん、元気?」と伝えても、「元気だよ」と返事がくるのは往復で28年後になるという先生の話に、宇宙は広く想像を超えたスケールであることを子どもたちは感じ取ってくれたようでした。

 質問コーナーでも星好きな子どもたちらしい内容の質問に先生も「いい質問だねぇ!」と、答えもついつい力が入り、時間いっぱいまで星と宇宙に関する楽しいお話で盛り上がりました!星座早見盤の使い方もばっちり!東京では星が見えにくいですが、夏休みの旅行先で是非活用してほしいです。

すぎなみサイエンスLabo2024「鳥の世界へようこそ!!鳥の巣ってすごいです」

今年度も始まりました「すぎなみサイエンスLabo2024」。全8回どうぞご期待ください!

第1回は、岡安先生の「鳥の世界へようこそ!!鳥の巣ってすごいです」。大人顔負けの知識を持つマニアや、鳥好きの小学生達が、先生の熱い語りに引き込まれる例年大人気の講座です。まずは鳥の気持ちになってみよう!先生お手製のマスクをつけたら・・沢山の可愛いシジュウカラが現れました!

その後は、次から次へと先生が巣を披露。皆さんの身近な街路樹の茂みにも実は巣があります。ただし、ラッキーに見つけても、ヒナや親鳥がいる巣を触ると「鳥獣保護管理法第8条」の違反で罰則を受けることもあるのでご注意を…。

そして、教室のシジュウカラ達は、いよいよ自分たちの巣づくりタイム。先生の手仕事による「くち箸」で、水苔と産座(卵が乗る部分)を編み上げて、卵が割れない巣作りの開始です。本物のシジュウカラはメスだけが3日~1週間かけて巣を作ります。みんなは10分??で思い思いの巣ができました。

最後は質問タイム!「渡り鳥は在来種or外来種?」おおー!思わずスタッフも唸るいい質問!他にも「自分たちで温めて孵化させることはできるの?」「剥製はどうやって作るの?」「鳥類学者は何人?」などなど…。お迎えの保護者の方々も鳥や巣に興味津々で、終了後も熱心に質問されていました。参加者をより鳥好きに、いや、鳥漬けにする岡安先生の野望は今回も達成できたようですね!

すぎなみサイエンスLabo2023「LEDで色のヒミツたんけん」

 すぎなみサイエンスLabo2023、第8回は「ひえじぃ~」こと檜枝光太郎先生の「LEDで色のヒミツたんけん」でした。いつも盛りだくさんの実験を用意してくれるひえじぃ~。今回も時間いっぱい、いや、ちょっとオーバーしてしまうくらい!?ぎっしりと内容の濃い2時間でした。

 まずは色について考えてみます。人によって違う色に見える場合があるという話の中で、あるドレスの写真を配りました。子どもたちには青と黒に見えるドレスが、ひえじぃ~は金と白に見えると聞いた時の子どもたちの驚きのかわいい顔が印象的でした。「ええぇ!これ、白と金に見えるのぉ?」

 3原色の光の足し算の実験を楽しんだ後、最後は正20面体を作って暗室で各面の色を見ました。全ての面に違う色が映り、とても不思議でキレイな正20面体に子どもたちも感動している様子でした。

 楽しい2時間はあっという間に過ぎ、今年度最後のすぎなみサイエンスLaboも無事に終了しました。また来年度も、サイエンスを楽しく身近に感じてもらえるような企画をたくさん考えていきたいと思います。

すぎなみサイエンスLabo2023「からだの中のしくみ 肺の模型を作ろう」

本日、すぎなみサイエンスLabo2023の第7回「からだの中のしくみ 肺の模型を作ろう」を開催しました。1年半前も同じ内容で開催させていただきましたが、原田佐和子先生のこの講座はいつも大人気で、今回も高い抽選倍率となりました。

まずは「体の中にある物。知っている臓器の名前をあげてみよう」というお題でアイスブレイク。知らないお友達とも打ち解けたところで、福笑い方式で臓器の位置を予想し、原田先生恒例の「臓器エプロン」で答え合わせです。他にもホネホネガイコツくんの作成や肺の模型作りと、ワークショップは盛りだくさん。肺の模型では、横隔膜の代わりとなるゴム手袋を上下に動かして、膨らんだり縮んだりする肺の様子に、子どもたちはみな不思議ながらも楽しんでいる様子でした。

最後は「のどぼとけって何?」など子ども目線のかわいらしい質問もあって、スタッフもほっこりさせていただきました。振り返りで「理科が好きになった」と書いてくれた子もたくさんいました。今日をきっかけに少しでも理科に興味を持ってくれるお子さんが増えたら、スタッフ一同嬉しい限りです。

すぎなみサイエンスLabo2023「草木染×科学 身近な枝葉で染めてみよう!」

すぎなみサイエンスLabo2023第6回は、横山ひろこ先生による「草木染×科学 身近な枝葉で染めてみよう」を開催しました。

皆さんは、身近な植物というと何を思い浮かべますか?公園で見かける植物をグループ毎に書き出していく作業が今回のオープニング。「ん~、ない!」「え~?校庭でもいいし、目に入る植物はいろいろあるでしょう??」「いちょう、たんぽぽ、チューリップ、椿!」等々、野菜も植物ですね!

さて、今回の草木染めで使う材料は、びわです。爽やかな果実やお茶としてもなじみがありますね。ちぎる葉は厚く、枝はかなり固いのでハサミで小さく切って鍋に入れます。そのままぐつぐつ、かき混ぜながら色を煮出していきます。色が出たら、木綿と絹の布を浸し染めていくのですが、途中で色を定着させるためミョウバン液に浸します。色はタンニンに由来します。原子の結合を図で表して結びつきをご説明いただきましたが、中学校で勉強する時にまた思い出してくださいね!先生が一週間前に煮出しておいた液で染めてみると、更に赤く染まります。これは、酸化反応による色の違いです。

最後に、びわで染めた羊毛を使って、クリスマスカードを作りました。素敵なカードを皆さんは誰に渡しましたか?季節や場所によって、一つとして同じ色には染まらない草木染め、お家でもぜひ色々な布を染めてみてください。

すぎなみサイエンスLabo2023「DNAの実験~野菜からDNAを抽出してみよう!」

すぎなみサイエンスLabo2023も後半に入り、5回目となる「DNAの実験~野菜からDNAを抽出してみよう!~」を開催しました。多数の応募を頂きました今回の実験、スタッフも「抽出??DNAって目に見えるものなの?」と興味津々で臨みました。

まずは、おや?田中先生のご両親の写真が!それもとってもよく似ていらっしゃる。その後みんなで両親や祖父母など家族と似ているところを書き出し、それを踏まえて同じグループ内で自己紹介。ふむふむ、顔のパーツだったり性格だったり、皆さん色々思い浮かんだようですね。性質や特徴が受け継がれることを遺伝といいます。生物はたくさん細胞が集まってできていますが、その一つ一つに入っているDNA(デオキシリボ核酸)が、その遺伝に重要な役割を果たします。人間だけでなく、動物も植物も同じだそうです。

それでは、DNAをブロッコリーやチンゲン菜からとりだして目で見てみよう!すりつぶした野菜を抽出液に浸して、じっと待つこと10分ほど。白くモヤモヤしたものが浮かんで来たら、それがDNAのかたまり。繊細な作業のため、見え方には個人差もありましたが、目で見えるなんて本当に不思議ですね!

DNAは二重らせん構造。アデニン(A)とチミン(T)、シトシン(C)とグアニン(G)が必ずペアになります。そのペアを好きな色に組み合わせてプラ板でキーホルダーを作ります。色の塗り方も様々、軍手をはめて熱いプラ板をひねる力も様々、とっても個性的なDNAのキーホルダーができました!

田中先生と藤井先生のお話は盛りだくさんで、あっという間に時間が過ぎてしまいました。もう1つ、細胞のプラ板もありました。間に合わなかった人はお家で完成させてくださいね♪

すぎなみサイエンスLabo2023「磁石のふしぎ 磁力線を見てみよう」

10月のすぎなみサイエンスLabo2023は「ひえじぃ~」こと檜枝光太郎先生による「磁石のふしぎ 磁力線を見てみよう」です。


まずは、オープニングで「磁石にくっつきそうなものの名前」をグループ毎にたくさん挙げていきます。一番多いグループは28個も名前が挙がりました。でも、本当にくっつくのかな??では、実験で確かめてみよう!!クリップ、スプーン、コイン、木、プラスチック、1,000円札?お家から持ってきた「自慢の石」はどうかな??中には「石、くっついた!」というお友だちも。


その後も次々と実験は続きます。棒磁石を割ったらどうなりますか?じゃあ、やってみよう!!ハンマーで割りたい人は手を挙げてー!ほぼ全員手が挙がり、じゃんけん大会に。次は、ステンレスのスプーンを磁石にできるかな?そのスプーンを石にたたきつけるとどうなる?まずは自分で予想して、実験で答えを確かめる。テンポよく投げかけられる、先生からの質問に子どもたちは目を輝かせていました。

そして、本題の「磁力線を見てみよう」の実験では、1つ目は棒磁石の上に砂鉄を振りかけると…見えました!弧を描いた模様が。2つ目はビニタイを使ってキラキラ花火ボックスを作ります。容器の外側から磁石を当てると…磁石の組み合わせによって、色々な磁力線の様子を観察できました。キラキラ花火ボックスはお土産に持って帰ります。


ぜひお家でも身近なものに潜むフシギを実験で確認してみてくださいね。

食育イベントとすぎなみサイエンスLaboのお知らせ

お知らせです。

10月9日(月・祝)開催予定の食育イベントの受付が始まっております。今回は手作りうどんです。うどんを足で踏み踏みしたりして、楽しいこと間違いなし!イベントページよりお申し込みを受け付けています。

2023年度後半のすぎなみサイエンスLaboの受付も10月1日午前8時より開始されます。ご興味のある方は是非すぎなみサイエンスLaboのページをご参照下さい。

また、NPOサインではインスタグラムを始めました。イベントのお知らせなどを今後インスタにも載せていく予定ですので、是非フォローをお願い致します!

インスタグラム:https://www.instagram.com/nposign