令和6年度杉並区社会福祉協議会地域福祉活動費助成金事業の「子ども体験教室」では、工作教室を3回、食育教室を3回行う予定です。記念すべき初回は、アトリエそら主宰の早内先生による「絵を動かす~アニメーションの原理~」です。
絵を描くことが大好きな子どもたちが集まり、最初に作るのは目の残像現象を利用した「ソーマトロープ」。表と裏、上下を確認して、張り切って書き出した参加者たち。できた!の声に先生がアドバイス。見本のようにしっかりと濃く色を塗ったり、縁取りをはっきりすることで、より1枚の絵に見える作品になります。
次に8枚の紙で「パラパラ漫画」を作ります。保護者の方の中にも、学生時代にノートの端に書いていた方がいらっしゃったのではないでしょうか??大事なのは、物語ではなく動きを作ること!先生のカエルの作品をヒントに力作が揃います。1枚1枚丁寧に下書きから描く子、いきなりペンで書き始める子、と書き方も個性色々。ホチキスでとめてパラパラ・・・とても魅力的な作品が完成しました。
そして最後は12枚の連続した絵を回転させる「ゾートロープ」です。ここでは目の残像現象がおこらないように黒い紙のスリットからのぞき込むと、一瞬見える絵がつながって動いているように映ります。ビー玉とスリットのバランスも整え、早すぎないように回すと・・・ボールが弾んだり、草花の成長が見られたり、小さなアニメの世界が目の前に広がりました!3種類の作品を1時間以上かけて取り組んでいた皆さん、すごい集中力にびっくりしました。未来のアニメーターがいたのかもしれませんね!