すぎなみサイエンスLabo2023「DNAの実験~野菜からDNAを抽出してみよう!」

すぎなみサイエンスLabo2023も後半に入り、5回目となる「DNAの実験~野菜からDNAを抽出してみよう!~」を開催しました。多数の応募を頂きました今回の実験、スタッフも「抽出??DNAって目に見えるものなの?」と興味津々で臨みました。

まずは、おや?田中先生のご両親の写真が!それもとってもよく似ていらっしゃる。その後みんなで両親や祖父母など家族と似ているところを書き出し、それを踏まえて同じグループ内で自己紹介。ふむふむ、顔のパーツだったり性格だったり、皆さん色々思い浮かんだようですね。性質や特徴が受け継がれることを遺伝といいます。生物はたくさん細胞が集まってできていますが、その一つ一つに入っているDNA(デオキシリボ核酸)が、その遺伝に重要な役割を果たします。人間だけでなく、動物も植物も同じだそうです。

それでは、DNAをブロッコリーやチンゲン菜からとりだして目で見てみよう!すりつぶした野菜を抽出液に浸して、じっと待つこと10分ほど。白くモヤモヤしたものが浮かんで来たら、それがDNAのかたまり。繊細な作業のため、見え方には個人差もありましたが、目で見えるなんて本当に不思議ですね!

DNAは二重らせん構造。アデニン(A)とチミン(T)、シトシン(C)とグアニン(G)が必ずペアになります。そのペアを好きな色に組み合わせてプラ板でキーホルダーを作ります。色の塗り方も様々、軍手をはめて熱いプラ板をひねる力も様々、とっても個性的なDNAのキーホルダーができました!

田中先生と藤井先生のお話は盛りだくさんで、あっという間に時間が過ぎてしまいました。もう1つ、細胞のプラ板もありました。間に合わなかった人はお家で完成させてくださいね♪