すぎなみサイエンスLabo2024第6回は「最強のクレーンゲームを作ろう!」です。
「今日はアームのついたクレーンゲームを作ると思ってきた人!」「はーい!!」沢山の手が挙がりました。でも今日は違います。電磁石を使ってクリップを吊り上げる基本のクレーンをどうやったら沢山取れるか改良していきます。
元小学校校長の山口先生が、丁寧に手順を説明してくださいます。まず、どうしたらクレーンが強くなるか方法を考える、次に具体的に何をすれば良いか改造計画を立てる、そして一つずつ試してみる、思っていたのと違う場合は次を考える。そのプロセスが大事なんですね。やみくもにあれもこれもしない。そのため、材料が並ぶスタッフのお店に来るときは〇〇したいから△△をください、と具体的に目的を決めてから来るように。その言葉で、子どもたちは学校の理科の授業を思い出したり、自分で仮説を立てたりしながら真剣に改造計画を考えます。電池→増やす、コイル→長くする(太くする)といった意見がちらほら。電池を増やすとはどういうこと?横に並べてからぐるぐる巻きにテープで止めて次の実験に進む子、実験キットのセットを使ってスマートにやりたい子、色々悩む姿が見られます。
最後にうまくできたお友だちのデモンストレーションをみんなで見てから、ごみの分別に使われる強力磁石の映像を先生に見せてもらい、身近な生活にも電磁石クレーンが使われていることがわかりました。保護者の方々には、クリスマスプレゼントに実験キットをお勧めしましたが、お家で最強のクレーンゲームを作れた人はいたかな?