すぎなみサイエンスLabo「草木染」

12月のすぎなみサイエンスLabo は「草木染」です。

いつも目にしている木の葉っぱや花の色、自然なものを彩る様々な「色」を、好きな布に取り込むことはできるのかな?そんな疑問から草木染めを始めた横山先生が、相棒の笹本先生と一緒に教えてくださいました。

まずは、ぐつぐつお鍋で草木を煮出します。今回は小鮒草(こぶなぐさ)。「う・・くさ~い・・」「畳みたいな匂い」「ハーブティーみたいで好き~!」とハンカチで鼻を押さえたり、クンクンしたり・・匂いには好みがありますね!

10 分ほどでパットにあけると、葉っぱの色そのままが!無事色が出て横山先生もホッとしたところで、しばらく綿・絹・麻を漬け込みます。そのあとはみょうばんを使用して媒染(焙煎ではないですよ)、また抽出液に戻して、と作業を繰り返します。待っている間に、麻の木の皮をはいだり、綿の実から種を取り出したり、植物性とウールなど動物性の自然の布についても学びます。
そうそう、自分で持ってきた綿のバックやタオルをつけてみたお友達も。結果、とって
もきれいな黄色に!大成功!

質問コーナーでは、紀元前から染色が行われたと聞き、スタッフも太古の昔に身の回りの自然から色を頂いた人間の知恵に、感慨を覚えた時間でした。人工的な色も綺麗だけれど、自然な色もやっぱり素敵ですね!

第1回「サイン・ボラまな」

NPO法人SIGNサイン
地域×ボランティア×学び 
「サイン・ボラまな」開催しました。
第一回目となる今回は、杉並区教育委員会事務局  社会教育主事 中曽根 聡さまをお迎えして、社会教育の視点からテーマ「子どもたちの学びと遊びを支えるためにできること!」について学び合いました。

社会教育とは?
学校教育との違いは?

日頃から、学習や放課後子ども教室のボランティアに携わってくれている40代〜80代の参加者も大きく頷きながら、あらためて再確認できました。

では、ここで。
みんなで考えてみよう!
問1、「子ども」と「大人」の境界線って、どこから?だと思う?
問2、「優しさ」と「甘え」の境界線は?

自立しているかどうか?
責任があるかないか?
感情のコントロールができるかどうか?etc

正解がないって、おもしろい。
学ぶって楽しい!

子どもたちは、日々学校や地域社会で学び成長してます。

私たちSIGNも、学び続けます。
みんなの居場所であり続けるために。

すぎなみサイエンスLabo「音のはなし 空気の流れ 笛を作ろう」

本日のすぎなみサイエンスLaboは「音のはなし 空気の流れ 笛を作ろう」というテーマです。音と空気の関係、なんとなくわかりそうだけどうまく説明できない・・・そんなモヤモヤを先生がたくさんの笛や道具を使って説明してくださいました。

説明から気づいた事。「はい!太さで音程が違う」…よく難しい言葉を使って気づけたね!と先生からお褒めの言葉。

映像では、口にくわえた透明なクント管の中を、発泡スチロールの粒がまるで大小さまざまな波のように、先生の声にあわせて動く様子が!声(音)は、空気をふるわせてるんですね、先生。

さて、後半戦はいよいよ笛づくりに挑戦です。小さな竹筒に穴をあけ、もう一つの竹筒と合わせながら空気を送って音の鳴る位置を探します。この作業がなかなか大変!筒は指で押さえないといけないし、位置を微調整しながら空気も送る・・・スタッフ総出のお手伝いでは足りず、気付けば今日Laboで初めて会ったお友達とみんな一緒に協力しながら、あちらこちらで一生懸命に笛を作る姿がとても印象的でした。苦労して出来上がった笛の音色は、どの音もとてもキレイな音でした。

修了証のコメントには「とても難しかったけどすごく楽しかった」と書いてくれているお子さんも。難しいことに挑戦して成し遂げた時の喜びを味わってくれていたら、スタッフ一同とても嬉しく思います。

すぎなみサイエンスLabo 「浮力のはなし 浮沈子を作ろう」

今年度のすぎなみサイエンスLaboも後半戦に入り、本日は第6回「浮力のはなし 浮沈子を作ろう」を開催しました。  

「ふちんし」?子どもたちにとってはいきなり聞きなれない言葉です。水いっぱいのペットボトルの中に試験管を逆さにして重りを付けたものを入れて触りながら先生の説明を聞きます。ペットボトルをグイっと押すとひゅ~んと沈む試験管。「グイっと押したとき、水と空気だったらどっちが縮みやすいかな?」の質問をヒントに答えを導きだそうとする子どもたち。皆とても積極的でたくさんの意見が飛び交いました。

ちなみにこの試験管を入れたペットボトルの装置は「ひえじぃ〜」こと檜枝先生のアイデア!ペットボトルをグイっと押すと試験管の中の空気が縮む様子がよくわかります。「百聞は一見にしかず」ですね。

浮沈子の仕組みがなんとなくわかったところで、今度は実際に「マイ浮沈子」を作ります。

浮沈子となるお魚の、中に入れる微妙な水の量がポイントです。最後にお魚やペットボトルに色を塗り、中にお宝となるキャンディビーズ(プラスチックのおもちゃ)を入れて完成!カラフルで楽しい浮沈子にお宝をゲットさせるゲームをチーム戦で行い、最後は大いに盛り上がりました。

修了証には「お母さんに教えてあげたい」「理科をもっと学びたい」などなど、みな前向きで積極的な意見を書いてくれました。興味を持ってくれてスタッフ一同嬉しい限りです。

またのご参加を是非お待ちしております。

すぎなみサイエンスLabo 水と油はなぜまざらない?

本日はすぎなみサイエンスLabo第五回「水と油はなぜまざらない?海のアート」を開催しました。土砂降りの中、「お休み多いかな?」と心配していたスタッフですが、今日も沢山の参加者が来てくれて嬉しい限りです!

最初の実験「炭酸マグマ」。油と食紅で赤くした色水を混ぜると、ゆらゆらした油がきれいに水と分かれて、それだけで「きれ~!」そこに炭酸入浴剤をポトン。すると、あちこちで歓声が!炭酸マグマ噴火がおこります。桜島の噴火のようだと感想を言ってくれた子もいましたが、まるで生きてるように泡がぶくぶく湧いてきます。

更に緑色の色水と油で、今度はスポイトを使って水玉を作成。「黄色が欲しい!」「赤も~」と色々な水玉が油の中に浮かびます。タピオカ?まりも?そこに台所洗剤を入れるとあら不思議!おいしそうなメロンソーダやばえるいちごジュースが出来上がり。中にはコーラのようなグループもありました。

最後に海のアートを作りました。ジップロックに青い色水と油を入れるときは同じ班のお友達と協力し合って慎重に。水と油が混ざらないおかげで、ゆらゆらした水面下の様子を再現でき、一人ひとり違う個性豊かな海が沢山できました。

水と油が混ざらないのははぜか?早内先生だけでなくひえじぃ~も解説してくれました。ぜひお家でもプリントで復習してみてくださいね。

水鉄砲大作戦★2022夏

夏休み終わりの恒例行事(といってもまだ2回目)の水鉄砲大会!子どもたち以上に?スタッフ一同が楽しみにしていた熱いイベントが今年も無事に開催されました。

今年は昨年よりも少しバージョンアップ。フラッグ戦や逃走中などのルール設定の事前打合せからすでにスタッフが熱い!子どもたちを楽しませるための話し合いはいつもとても盛り上がります。

当日、微妙に雨予報だった天気も曇り空。「あ、私晴れ女なんで~」「あ、私も~」とスタッフ。これ、言ったもん勝ちです。時間になるとそれぞれの水鉄砲を手に意気揚々と子どもたちが集まりました。あれ?始まる前から既にびしょびしょの子も…。

まずはフラッグ戦。半紙を棒につけて撃ち落としたチームの勝ちですが、子どもたちの水鉄砲の水の勢いのすごいこと!一瞬で撃ち落とされてしまい、スタッフもこれは予想外と大慌て。2回戦以降は半紙を3重にしたり、反撃する大人の数を2倍に増やしたり、挙句の果てにはフラッグごと手に持って高くしてみたり。とても盛り上がりましたが、もっとフラッグを工夫しなくては。来年の課題にします!

休憩をはさみ、次はチーム戦での逃走中。今年はポイを頭に付けて、穴が開いたら場外に退散、最後までバトルフィールドに残っていたチームが優勝というルールです。慎重にポイを守る子もいれば、果敢に相手のポイを打ち抜きに向かう子も。大人チームは子どもたちのポイをガンガン狙ってフィールド内をかき乱し、暑さも忘れて子どもたちは夢中で走っていました。ポイの穴の空き具合の判定は、「金魚がまだすくえそうならセーフ」というなんとも曖昧なルールで、セーフかアウトか判断がつかずもめる場面も(笑)これも来年への課題にします。

今回もたくさんのボランティアスタッフがお手伝い下さり、子どもたちと一緒に遊んでくださって大変ありがたかったです。子どもたちにとっても、この夏の楽しい思い出の1ページとなれば幸いです。

すぎなみサイエンスLabo 竹とんぼ

今日のテーマは「竹とんぼはなぜ飛ぶのか」。

本物の竹を使って世界に一つだけの竹とんぼを作ります。

工程はさほど多くないものの、丁寧に作業しないと上手に飛びません。やすりをかける手首のスナップも真似しながら、真剣に作業します。

ちょうど完成した頃、気になるお天気も味方してくれ、せーのっ!えいっ!クルクルと空高くあがる竹とんぼ。

一番高いと3階の教室辺りまで。あれ?飛ばない・・という子には中村先生が「軸の方に飛ぶんだよ」とお手本。飛ばした竹とんぼのキャッチも上手になったころ、教室で振り返りの時間になりました。

「なぜ飛ぶのか」班ごとに一生懸命考えます。中村先生からは「軽いこと」・「羽根材が良くひねられていること(空気をよく押せる)」・「バランスがとれていること」の三つが揃う事を教えて頂き、みんなが上手に飛ばしていたとお褒めの言葉もいただきました。

明日から学校のお友達も。夏休み最後の思い出にぴったりでしたね!

すぎなみサイエンスLabo 「色ってなんだろう」

本日は、すぎなみサイエンスLabo第三回「色って何だろう 分光器を作ろう」を開催しました。

檜枝先生こと「ひえじぃ~」の話が始まると、あれ?難しい内容かな…と緊張しながら無言で聞いていた子ども達。いよいよ実験、まずは鳥の羽やレコード(?!)などが配られ、虹色が見えると一転して「へ~!」と表情も和やかに。

たて型びゅんびゅんゴマの「ベンハムのコマ」では立ち上がって紐をクルクル。「あ!みどり!」「黄色?」。スタッフよりもずーっと上手にコマを回し続けて、どんどん見える色が増えていく子も。白と黒二色のはずが、なぜ他の色がみえるのかいまだ解明されていない現象に、スタッフも見入っていました。

いよいよLED三種類をつけての実験。一つずつ紙コップに入れて重ねたり、三つまとめて入れたり、ひえじぃ~の説明より先にどんどん自分たちで考えて、暗くした部屋に様々な色があふれていました。

質問コーナーではひえじぃ~の愛称の由来や、「何歳ですか?」「何歳に見える?」「ん~65歳!」「残念、来月で80歳」「えーーーっ!!!!」と、気さくなひえじぃ~と楽しい時間を過ごす事ができました。「ぜひ青空を分光器でみてみてね」のひえじぃ~の声に、スタッフも身近な色に改めてふっと考えるひと時になりました。

また、「サイエンスLaboの二回目の応募は落選しちゃったから、三回目はまた絶対当選するんだ!」と嬉しい声も!おかげさまで大変好評を頂き、定員を超える多くの方々にご応募頂いております。次回の申し込み開始は11月1日となりますが、是非皆様のご応募をお待ちしております。

すぎなみサイエンスLabo からだの中のしくみ

本日、すぎなみサイエンスLaboの第二回「からだの中のしくみ」を開催しました。

今日は「からだの中のしくみ ~肺の模型を作ろう」というタイトルだけあり、からだの仕組みに興味のある子どもたちがたくさん集まってくれました。原田先生が臓器がくっついたエプロンをつけると子どもたちのテンションもMaxに。エプロンから小腸を取り外してびろ~~んと伸ばした時は、こどもたちの目が輝いてました。

はがきをチョキチョキ切ってガイコツを作ったり(骨折?するガイコツもなく、みな上手にできました)、横隔膜を引っ張ることで肺が膨らんだりしぼんだりする模型を作ったり(こちらも肺に穴が開く?ことなく全員無事に動きました)、盛りだくさんのワークショップでした。質問コーナーではたくさん質問してくれて、内容の濃い2時間にスタッフたちもからだの仕組みについて再認識するよい機会となりました。

修了証の振り返り部分には「将来お医者さんになりたい」と書いていた子が3人も!ほかにも「お母さんに教えてあげたい」「動物のからだの仕組みも知りたい」「他の臓器のことも知りたい」と積極的で前向きなコメントがたくさん書いてありました。すぎなみサイエンスLaboを通じてからだのを仕組みに興味を持ってくれたらこんなに嬉しいことはありません。

宇宙さんぽ ~デジタル星空観賞~

7月16日、杉並区立社会教育センター様のご協力を得て、「宇宙さんぽ~デジタル星空観賞」のイベントを行いました。あいにくの雨にも関わらず親子でたくさんのご参加を頂き、ありがとうございました。

東京ではなかなか星はたくさん見えませんが、大画面に映し出された無数の星々、夏の大三角やペルセウス座流星群、天の川などに子どもたちも興味津々の様子。星座の説明のあとは、地球を飛び出て宇宙さんぽへ。なぜ月が出来上がったのか、土星のわっかは何で出来ているか、銀河系のどらやきみたいな形をしていることや、ブラックホールの謎まで、壮大な宇宙の話に保護者の方々も引き込まれていました。

終了後、「面白かった!」「もう一回見たい!」と、子どもたちよりむしろ保護者の方々からコメントを頂きました(笑)。子どもたちも、これをきっかけに少しでも星や宇宙に興味を持ってくれたら嬉しいです。